あなたはなぜ自己分析をするのですか?
就職活動だから・・・やらなきゃいけないから・・・
くらいな感じで自己分析しようと思ってるんじゃないですか?
いや、もっと真剣に受け止めてますよ!って人がいたらゴメンね。笑
でもこれを読んでくれている学生の大半は、前者なんじゃないでしょうか?
もう一度尋ねますが、
「あなたにとって就活で自己分析をする目的はなんですか?」
ふんふん。なるほど。そうですか。
あなたにとっての目的ですから、そこに良いも悪いもありません。
なんにしろ目的を持って取り組むんですから、そのこと自体素晴らしいことですよ。
そりゃそうですよ、その通りですよ。
その目的のもとしっかり自己分析に励んでください� ��
そのうえでさらに、自己分析に取り組むにあたって知っておいてほしい、私なりの考え方をお伝えしておきますね。
就活における自己分析って何だろう?
自己分析って何だ?をひとことで言うとすれば、自分のことを知ることです。
では、なぜ今、その自己分析をする必要があるかということを含めて、
就活における自己分析を私なりに定義するとこうなります。
@就職先として自分が選択する業界や会社、職種などに当たりをつけるために自分のことを知る作業
(自分のこととは、興味、関心、趣向、価値観、ものの見方、考え方などである)
A企業に対して自分を売り込む際に必要となる、自分の強みを把握する作業
Bうまくいかなくてもへこたれないために、しっかりと自分の価値を自分が知っておく作業
いろいろありますが、就活ではこの3つが特に大事だと思っています。
では、まず@について説明します。
これは、自分は何がしたいのか?どこに行きたいのか?ということについて当たりをつけるための材料探しといえます。
実は、「当たりをつける」という言葉を使っているところがミソなんですが・・・
ハッキリとこれだ!という答えが見つかるかどうかは必ずしも重要ではありません。
我々はこれまでどのように生き延びた
少なくとも私はそう考えています。
なぜなら、自己分析に終わりはないからです。
その理由は2つあります。
ひとつには、自分という人間はとっても多様で多面的な存在です。
そういう意味で完全の完璧にそれを把握するということは、もともとできないともいえます。
もうひとつの理由は、自分という人間は"変わる"ということです。
就活をしている間にも、刻一刻と変化していきます。
この変化は成長という言葉で置き換えても良いでしょう。
ちなみに、自分の行き先を決めるという作業については、ある程度直感でできたりします。
「なんか楽しそう」とか「なんとなく好き」というヤツです。
動物� �な勘(カン)とでもいうものを人間も持っていて、なんとなく自分のことは分かっているものですから。
ですからこの「直感」で導き出された答えは、結果的に正しいことが多いです。
しかし就活では、「なんとなく分かっている」だけでは困るシーンが出てきます。
明確に言葉にして語らなければならない場面にたくさん遭遇します。
そのときに、いろんな引き出しを空けて、しっかりと自分の言葉で語れることが求められます。
そのためには、自己分析が必要になります。
次にAについて。
就活というものは、大なり小なり商談としての要素を持っているということです。
「誰かにものを売る」ことと、「企業に自分を売り込む」ことはとても良く似ています。
強みを中心とした自分の価� �(売り物で言うなら商品価値)を、しっかりと採用担当に伝える必要があるのです。
そのためには、キラリと光る売り文句なのか、地味でも心に刺さるフレーズなのか・・・
どんな形にせよ、相手が「この学生良いな。うちの会社に欲しいな。」と思うように、自分の強みを表現することです。
そのためには、しっかりと自己理解したうえで、自信と確信をもって自分の強みを語ることが有効になります。
そして最後に挙げたB。
これは、折れない心、負けない気持ちのベースとなります。
サラ·ウルマーは何歳ですか
いいやと割り切ること、さあ次行こうと前向きに考えることを可能としてくれます。
私が良く言う言葉、
「企業に落ちても、あなたの価値は落ちない」
にも通じるものですが、自分は価値ある存在であると知っていることは大事です。
うまくいかないとき、辛いときの唯一の拠り所、助けとなります。
これがあるから、またがんばれるんだと思っています。
以上のように就活では、少なくともこの2つの大切なこと、
「自分の行き先を決めること」
「自分の今の強みを知ること」
「自分はそもそも価値ある存在であると知ること」
を念頭に置いて自己分析をすすめていくことが大切だ、と、私は考えています。
< strong>私たちは自分のことは意外に知らない
私たちは自分のことを、分かってるつもりで案外分かっていないものです。
思っているよりも、自分のことは自分が一番知らなかったりします。
そのことを実感、というよりも痛感できる場面があります。
それは、誰かに自分のことを説明して、その相手が理解できるように伝えなければならないときです。
自分が十分に理解していないことは、他人に対して理解できるレベルまで説明ができないものです。
そして就活では、選考のあらゆる場面においてそのことが求められます。
試しに聞いたことのある言葉、知っているような気がしてる言葉について、誰かに説明してみてください。
例えば「与党と野党」はどうでしょうか?
ば� �ちり説明できますか?
意外に難しいんじゃないでしょうか?
それと同じで、知っているようでちゃんと知らないのが「自分のこと」です。
そしてちゃんと知らないと、ちゃんと人には伝わるように説明はできません。
さあ、みなさんは自分のこと、どれくらい深く知っているでしょうか?
さあ、「自分を知る」冒険の旅に出よう!
さて、みなさんは子どものころから21歳までの間(それを「学生時代」とまとめてしまいますが)生きてきましたね?
その間、いろんなことがありました。
何パーセントの人々はこの世界では同性愛者ですか?
なんといっても21年も生きてるんです。
そりゃ、いろんなことが起きたはずですし、自分の意思でしたことだってたくさんあります。
その起きたこと、行ってきたことについて、この機会にじっくり振り返ってみてほしいんです。
ひとつひとつ、じっくりと。
自分にとっての理由(動機)、意味、学んだことや成果について。
"そのとき何を感じたか"
"それによって何を学んだか、どんな気づきがあったか"
"その出来事の前と後で、自分にどんな成長があったか"
そのときは分からなくても、今振り返って考えてみて初めて気がつくこともあります。
深く深く掘り下げて、自分のことを知ってみてく� �さい。
なかなかそんなことをじっくり考える機会、日頃はありません。
そうすると、分かってくることがたくさんあるんです。
自分の興味、関心、趣向、価値観、ものの見方、考え方、要は自分という人間の人物像が浮かび上がってきます。
クッキリ、ハッキリ、とです。
あなたの人生はあなただけが歩んできた、あなたしか経験していない世界でたったひとつの人生です。
まったく同じ経験をすることは不可能です。
第一、(あり得ないことですが)仮に全く同じ経験をしてきた人がいたとしても、どう感じるか、何を学ぶか、ということまで同じというわけには絶対にいきません。あり得ません。
その経験に良いも悪いもないし、すごいもすごくないもないです。
それはもう断じてないと 何度でも私は言いますよ。
あり得ません。
であれば、自分が自分の人生を、どう解釈してどう意味づけるかです。
自分の人生を「ありふれた人生」とか「つまんない人生」とか思ったが最後、その人の人生はありふれたつまらないものです。
あなたが採用担当者ならどっちの人を選びますか?
「派手な経験はしていないけれど、
しっかりと自分の経験について動機や意味を自分なりに解釈し、自分の言葉で自信を持って語る人」
「派手な経験もなく、自分でもこんな経験しかしていないと卑下し、こんなんじゃダメだろうなと思いながら語る人」
おそらく前者を選ぶはずです。
就活で内定をもらうためには、やはり前者であることが絶対的に有利になるといえます。
でもね、大事なのはそんなことじゃなくてね、
就活とか、内定とか、そんなこと関係なくできれば前者になってほしいと願うわけですよ、私は。
自分で自分の人生にOKを出せないなんてしんどいですもんね。
だって、あなたはそのままで素晴らしい。
「自分はそのままありのままで素晴らしい」
自分がそのことを知ってあるがままの自分の価値を認めて生きること。
そのことが、その人にとっての幸せなキャリアを築いていくことに繋がるんじゃないでしょうか。
私はそんなふうに考えています。
是非みなさんには、こ の就活という機会を利用して、「自分を知る」そして「自分を認める(=価値を知る)」
ということを実現していただきたい。
そのことを私は、切に切に願っています。
そして、そのために取り組むのが自己分析なのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿